その年の夏はとても暑い夏でした。そのせいか夕立なども多く、よく雨が降っていたのですが、あの日の雨の降り方は、今にして思うと少しおかしかったのかもしれません。
当時、高校三年生だった私は、大学進学を希望していたにもかかわらず、生徒会の役員など引き受け、勉強そっちのけで生徒会活動に明け暮れるような日々を送っていました。夏休みに入ってからもほとんど毎日学校通い。それも生徒会の仕事をするためでした。その日も、やはり高三なのに生徒会長をしていた友人と、朝から生徒会室にいました。午前中はクラブ活動の生徒でにぎやかだった学校も、みんなが帰ってしまい、午後になると、昼までのことが嘘のようにシンと静まり返ってしまいます。いつものことながら、私たちはなんだか取り残されたような気持ちになるのでした。
|